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Channel: Foresight »ロシアの部屋
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新機軸が必要な北方領土ビザなし交流

 6月末から5日間、北方領土のビザなし訪問団に参加し、国後島と択捉島を訪れた。両島訪問は3度目だが、インフラ整備が進み、4島の「ロシア化」が着実に進行しているのを実感する。今年で20年目となるビザなし交流も、ロシア側には廃止したい意向がみられ、新機軸を打ち出す必要がありそうだ。 ロシア経済が低迷し…

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中国の海軍力増強を警戒するロシア

「中露関係は史上最良」というプーチン大統領らのレトリックとは裏腹に、ロシアはこのところ中国の軍事力拡張に警戒感を強めている。 ロシア海軍は6月末から、サハリン南部のアニワ湾で唐突に海軍演習を実施したが、消息筋によれば、その直前に中国の海洋観測船が初めてオホーツク海を航行する動きがあったという。冷戦…

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中国に実効支配されるロシア極東

 7月21日にNHK-BSで放映されたドキュメンタリー番組「大地は誰のものか-ロシアを耕す中国人」は、過疎化が進むロシア極東部に中国農民が進出し、広大な農地を耕していることを伝える興味深いルポだった。...

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寒い国から来るスパイ

 7月3日のメドベージェフ・ロシア首相の北方領土・国後島視察で、日露関係は再度冷え込むかにみえたが、7月28日のソチでの玄葉外相とプーチン大統領の会談後、多少好転している。今秋、同大統領に近いパトルシェフ安全保障会議書記が訪日する予定であることもその現われだろう。...

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プーチン大喜び「ロシアは世界一の柔道大国」

 ロンドン五輪柔道でのロシア・チームの躍進に、柔道家プーチン大統領の喜びようは尋常ではなかった。8月2日、日帰りで訪英し、キャメロン首相との首脳会談を早々に切り上げると、首相と柔道の競技場に向かった。 首脳会談では、キャメロン首相がロシアのアサド・シリア政権支援や女性ロックグループ逮捕で攻勢に出て…

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ロシアのお陰で「領土3正面作戦」を回避

 外交、安保上では、敵対勢力を1度に2カ所抱える2正面作戦は避けるのが鉄則だ。米国防総省も軍事戦略で、湾岸と朝鮮半島の有事2正面作戦は困難と結論付けた。まして3勢力と敵対する3正面作戦は悪夢に他ならない。 この夏、尖閣と竹島をめぐる中韓両国の領土圧力で、日本は領土問題の2正面作戦を強いられたが、こ…

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反プーチン集会は失速し「ブレジネフ時代」に

 9月下旬、日露学術報道専門家会議代表団に参加して1週間モスクワに滞在し、ロシアの学者・専門家らと会った。中間層の反プーチン集会で追い詰められたプーチン氏が、当選後に異例の涙を流した3月の大統領選から半年。モスクワは平穏で、市民の表情も比較的穏やかだった。一方で、改革や近代化は進まず、閉塞感が強ま…

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ロシアに最高意思決定機関「政治局」が誕生

 モスクワでは、政治指導体制を示す「タンデム」という言葉が消え、代わって「政治局」が語られていた。メドベージェフ大統領、プーチン首相という二頭体制は、プーチン氏の大統領就任によって消滅。新たにプーチン大統領を中心に、旧ソ連共産党政治局に似た一握りのグループによるコングロマリットが機能しているとの見…

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モスクワで「対中警戒感」が広がる理由

 ロシアのプーチン大統領は今年2月に発表した外交論文で、「中国について語ることはファッショナブルだ」と書いたが、モスクワのロシア人識者の話題も「中国」が最大の関心事だった。尖閣諸島をめぐる日中の領有権争いもロシアでは比較的大きく報道され、関心の強さが分かる。...

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ロシア国防相解任で政権基盤に陰り

 ロシアのプーチン大統領が11月6日、不動産汚職疑惑に絡んだセルジュコフ国防相を唐突に解任したことは、従来のプーチン人事からすれば異例の展開となった。軍や官僚の汚職腐敗、メディアへの情報リーク、権力闘争など、プーチン大統領の政権統率力が弱まりつつある印象を受ける。 セルジュコフ国防相はサンクトペテ…

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